校内研修「学校教育を見返そう」

 10月5日(水)、本校教員と近隣の教育委員会、小・中・特別支援学校の教員を対象に、校内研修「学校教育を見返そう」が実施されました。

 

 講師として、時事通信出版局で出版事業部長を務めている坂本建一郎さんをお招きしました。坂本さんは、社会科の教員免許をお持ちで、「教員養成セミナー」の編集長を務めた経験もあり、学校教育との関わりが深く、様々な分野で活躍する公務員の方の本の編集をされています。

 

 最初は、生徒指導のあり方を例として、価値観を捉え返すことについて研修を行いました。生徒指導が必要なあらゆる場面について書かれたワークシートが配られ、優先順位が高いものと低いものを分類しながら、各自の教育への価値観を共有しました。一つ一つの生徒指導について、何のための生徒指導か、目的と手段を取り違えないことの大切さを学びました。

 

 

 次に、今後の社会の姿についての研修を行いました。もし教員の副業が認められたとしたら何をしたいかについてそれぞれ理由等を考え、班で共有したり全体で発表したりしました。

 

 最後に、次世代に求められる力について坂本さんの講義を基に、全員で共有しました。先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態のなかで、「新たな価値を創造する力」、「対立やジレンマを克服する力」、「責任ある行動をとる力」が重要になるということが共通理解できました。

 

 参加した教員からは、「生徒指導をする際に、本来の目的を意識することが大切だと実感した。」、「先生方が色々な副業について考えていて面白かった。」、「社会の変化に応じて、学校教育も変わっていかなければならないと思った。」といった感想が寄せられました。