演劇ワークショップ

 11月18日(金)、1学年の生徒を対象に、「演劇ワークショップ」が実施されました。この行事は、さまざまな役割を演じて、自分を表現したり、相手と感情を共有したり共感しながら、自分を表現すること、相手を理解することの大切さを学ぶことを目的として実施されています。また、コミュニケーション力を伸ばす機会とし、将来、主体的に生きていくための力を養おうという願いも込められております。

 

 講師として、俳優の齋藤一様をお招きしました。

  

 前半は、シアターゲームを使ったトレーニングが行われました。様々なゲームをやりました。実施したゲームは以下の通りです。

 

①見えないボールでキャッチボール

  

 全員で輪になって、あたかも本物のボールを投げているかのようにキャッチボールをしました。

 

②ラジコン

  

 2人1組になり、1人は目をつぶり、もう1人は目をつぶっている人が安全に移動できるように指示を出して相手を操縦するゲームです。お互いに、目をつぶっている人がぶつからないように気を配りながら楽しんでいました。

 

③人間鏡

  

 2人1組になり、片方が鏡になってもう片方の動きを真似するゲームです。みんな反射神経が良く、相手の動きを上手に真似していました。

 

④「フォーク&ナイフ」ゲーム

 

 

  

 「2人1組でフォークとナイフ」、「4人1組で飛行機」、「8人1組で東京スカイツリー」など、様々なお題が出され、それを協力して体で表現するゲームです。会話は禁止で、互いに無言の状態で相手の様子を見ながら自分の役割を演じていました。

 

 後半は、ロールプレイを使ったトレーニングが行われました。

 会話の一部のみが空欄になっている会話の一部が発表され、その会話がどのような場面での会話か、そして空欄に入るセリフを何にするかを4~5人のグループに分かれて考えました。

 

 考えた場面を最後に全員の前で演じきりました。齋藤さんから講評やアドバイスもいただき、アドバイスを生かしながら再度演じてみることで、生徒たちの表現力がさらに高まりました。

 

 

  

 参加した生徒からは、「人前で自分を表現をするのは苦手なので不安だったけれど、齋藤さんの『どんどん間違えて大丈夫』という声かけが温かく、楽しく参加する事ができた。」、「「フォーク&ナイフ」ゲームをやり、同じ物を表現しているのに、人やグループによってこんなに多種多様なんだなと思い、面白かった。」、「みんなの前でロールプレイングをやるのは緊張したけど、やりきった後は達成感があった。他のグループのロールプレイングも面白かった。」といった感想が寄せられました。