SDGsに関する特別授業

 11月11日(金)、1学年の生徒を対象に、総合的な探究の時間の一環として、「SDGsに関する特別授業」を実施しました。この授業は、「SDGs de 地方創生」カードゲームや講義を通して、SDGsに関する理解を深めるとともに、今後本校で行うSDGsをテーマにした総合的な探究の時間の学びに生かすことを目的として実施されました。

 

 講師として、株式会社ソフナーズで代表取締役を務めている阿久津隆男さんをお招きしました。阿久津さんには、今月9日に「SDGsに関する学習会」でもお世話になっており、今回は学んだことをさらに深めるべく、体験的な学習を実施していただきました。

 

  

 まず、2~3人グループに分かれて「SDGs de 地方創生」カードゲームを実施しました。「SDGs de 地方創生」とは、SDGsの考え方を地域の活性化に活かし、地方創生を実現する方法について参加者全員で対話し、考えるためのゲームです。生徒たちは、与えられた目標を達成するためには何が必要かについて考え、時には他のグループの生徒と交渉しながらゲームに取り組んでいました。ゲームを通して、楽しみながらSDGsについて理解を深め、感覚を掴んでいる様子でした。

 

 

 

  

 次に、ゲームを通して感じたことや、大切だと思ったことについて互いに発表しながら、今日学んだことについて振り返っていました。「お金はやっぱり多い方がいい。」、「自分の目標を達成したくても周りのことを考えて行動するとすぐには達成はできない。」、「自分の目標を達成するための最適な手段を考えるのはなかなか難しかった。」など、ゲームを通して生徒から様々な意見が出てきました。生徒から出てきた様々な意見を踏まえながら、阿久津さんは、SDGsの考え方を理解し、対話と協働を通じた地方創生を実現することが大切であると伝えてくださいました。

  

 授業を終えて、生徒からは、「自分が暮らしている地域を良くしていくために大切なことは何かについて、ゲーム感覚で学べて楽しかった。」、「最初にルール説明を聞いていたときは難しいゲームなのかなと感じていたけれど、協力しあって知恵を出し合えば、案外うまく行動できるなと感じた。」、「自分の目標を達成するためには、自分の利益のみを考えるのではなく、まずは自分を取り巻く環境が良くなるように働きかけることが、のちに自分自身の大きな利益に繋がることもあるのかなと感じた。」と言った感想が寄せられました。