１０月１２日（水）、１学年の生徒を対象に「思春期講座」が実施されました。

　この講座は、近年、生徒達を取り巻く社会環境が大きく変化し、若年層の性の逸脱行動や性感染症の問題等、性に関する課題が多様化していることから、生徒の性に関する正しい知識の定着、適切な意志決定、行動選択ができる「実践力」の育成を図るために実施されています。

　講師として、「サポートうぶごえ」より、助産師の長谷川知香子先生をお招きしました。思春期に大切な命に関わる性と生について、助産師としての経験を交えながら講話をしていただきました。

　講演では、実際の胎児の心音や赤ちゃんの産声などの音声を聞いてみたり、出産の様子を映した映像を観たりもしました。そして、性に関して押さえておかなければならない知識について丁寧に教えてくださいました。

　講演を聞いた生徒からは、「出産の映像を観て、自分のお母さんも命がけで産んでくれたんだと実感した。」、「性に関する情報は、正しい知識がどれかを見極めながら身につけていかなければならないと思った。」、「妊娠をしたり、させたりすることは、大きな責任がともなうことであると学んだ。」といった感想が寄せられました。

　この講座を通して、正しい性の知識を学び、命の尊さを感じ、今後の自分自身の考え方や行動を見つめ直す機会としてもらいたいと思います。