未来創生地域フィールドワーク

5月9日(木)に、地域フィールドワークを実施しました。

 本校の「未来創生学」は、「総合的な探究の時間」としての位置づけで2学年を対象に毎週木曜2時間連続で実施しています。地域フィールドワークは、地域で様々な事業に携わる方のお話を聞き、自分の興味関心を広げて地域の課題や可能性について考える貴重な機会です。生徒は3つのグループに分かれて、古家具を取り扱っている「FUNNEL」の五位渕耕一さん、まちづくり活動をされている医療法人博仁会の西村和也さん、登録文化財「養浩園」を案内してくださる石井聖子さんをそれぞれ訪問しました。

  FUNNELの五位渕さんからは、お仕事の話だけではなく、生き方や考え方についてもたくさんのアドバイスをいただいたようです。「楽しいことは向こうからやってこないから自分から歩み寄る」「やらない理由をつくるのは簡単」「挑戦して何事も楽しむ」など、見学した生徒たちは印象に残った言葉をたくさん挙げていました。

 

 

 西村さんを訪ねたのは、3月に「ロカモ」という地域交流イベントをお手伝いした生徒たちです。「失敗しても死ぬことはないからチャレンジしよう」「人とのつながりで地域を盛り上げられる」「『できない』よりも『できる』を探す」など、まちづくりに必要な心構えを具体的なお話とともに聞くことができました。「何かに挑戦したかったら一緒にやりましょう」という心強いお言葉に、早速まちづくりを探究テーマに、具体的な内容を考え始めた生徒もいました。

 

 

 美和地区にある養浩園を訪問した生徒たちは、その美しさに圧倒されていました。地域の歴史や文化に関するお話を伺い、養浩園がどのように手入れをされて現在の姿になったのか、大変興味深いお話を聞くことができました。季節ごとに様々な魅力を感じる場所ということで、また行ってみたいと言う声も聞かれました。

 

  

 それぞれの場所で何を聞いて感じ考えたか、帰校してから自分の言葉でまとめて、翌週にはお互い発表しあいました。ここが今年度の探究活動の出発点になりそうな生徒も多くいるようです。

 地域のみなさまには大変お世話になりました。地域で学び、学びを地域に還元できるような活動を、今後実践できればと考えています。