読み聞かせ講座










 6月18日(月)3年1組(教養コース,福祉コース),19日(火)3年2組(教養コース)の生徒が読み聞かせの指導をうけました。講師は,市内外で読み聞かせの指導をされ,また,人権擁護委員としても活動されている平島則子先生です。

 学校での学習場面だけでなく,家庭生活や社会生活の中でも生涯にわたって活用することができるよう,幅広く体験させ,知識・技術・教養を養うことが目的です。

 福祉では,連携中での福祉体験サポート役としての説明や実習報告会で発表をする機会があり,家庭科では,「発達と保育」の学習指導において,子どもの遊びについて理解させるというねらいがあります。
 この日は,「伝える声 届ける読み方」というテーマの元,家庭や園・学校・施設での読み聞かせについて講義を受け,その後,声の出し方や物語の読み方,リズムのつけ方,さらに,最後は一人一人が持参した絵本で実際に読んでみました。生徒一人一人に平島先生から丁寧で温かい助言をいただきました。

 指導をうけた生徒からは,「人前で読むことは緊張しましたが,就職試験もあるので役立つと思いました。」「声の出し方や自分が子どもたちに読んだ本は一生に一度の出会いなんだよと言われ,次読むときはちゃんと練習して読みたいと思いました。」「主役は自分でなく,子ども達なので,聞き取りやすくその場面の絵が想像できるように読み聞かせをしたいと思いました。」という感想が聞かれました。
 生徒たちは今後,地域の子どもたちへ読み聞かせを実践していく予定です。先生から伝授された,「言葉を聞くことで絵本の絵は動き出す」ことを忘れずに,心と心が響き合う読み聞かせができるようになってくれることを期待しています。