落語講座










 10月15日(月曜日),全校生徒を対象に,桂小南師匠,昔昔亭桃之助師匠,二つ目の春風亭柳若さん,柳亭信楽さんをお招きし,常陸大宮市緒川総合センターで落語講座を実施しました。

 小瀬高校は連携型中高一貫教育校であり,当日は連携中学校の常陸大宮市立明峰中学校・御前山中学校の159名も参加しました。また,保護者をはじめ,地域住民の方や関係者の方にもこの講座を参観していただきました。この講座は,生徒一人一人が輝く学校づくり推進事業の一つで,生徒の言語能力の充実とコミュニケーション能力の育成を目的として行いました。

 舞台には本校生徒が花をいけ,彩りを加え,本校生徒の司会者2人による小咄から講座が始まりました。

 第1部では,中・高の代表の生徒が舞台にあがって大喜利を行い,「山号寺号」「なぞかけ」を行う中で,「機転の利いた話術のコツ」を直接伝授していただきました。当初緊張していた生徒も噺家との掛け合いの中で,機転の利いたなぞかけを披露し,客席からも笑いや拍手が起きました。
第2部では,噺家4人による落語を鑑賞し,プロの話術に触れました。生徒は真剣なまなざしで舞台を見つめ,間の取り方や挙止動作のひとつひとつに本物の素晴らしさを感じ取りました。また講座の最後には小南師匠の一足早い誕生祝いをサプライズで催しました。

 大喜利に参加した生徒からは,「最初は緊張したが,また機会があったら是非参加したい。とても勉強になりました」「小南師匠の話し方や間の取り方がさすがだ。」との感想がありました。見学した生徒からは「落語は,老若男女が楽しめる文化だと思いました。」「言葉遊びでこんなに笑えるなんて日本の伝統は素晴らしい。」といった感想がありました。

 今回の講座は,生徒たちにとってとても有意義な時間となり,生きていくうえでの大きな力になっていくはずです。 小瀬高校は地域と共に活動し,社会に出て貢献できる力を身につけていきます。