福祉コース‐デュアルシステム調印式






 4月24日(火曜日),小瀬高校福祉コースデュアルシステム提携協定書調印式を行いました。
 
 当日は,茨城大学教授廣原紀恵先生をはじめ,県教育委員会や常陸大宮市保健福祉部のほかに提携先である福祉施設の方々にお越しいただき,福祉コース生徒も出席し行いました。
 
 式に先立ち,廣原先生から「地域の役に立ちたいという生徒の気持ちを大切にするとともに,昨年度の反省を生かした取り組みを期待しています。」とのお話しをいただきました。また,高校教育課の綿引志雅子指導主事は,「高校生のキャリア教育の観点からも大変意義のある取り組みであり,職業意識を育成し,社会に適応できる生徒を育てる重要な機会となることを期待しています。」と話されました。
 
 3施設との調印の後,福祉コース3年生を代表して鈴木涼太さんが,「学校だけではなく,介護施設で学ばせていただける環境を整えてくださりとても感謝しています。学校で学んだことを実習先で生かし,実習先で学んだことを地域や施設に生かしていきたいと思います。」と真剣な表情で決意を表明しました。
 
 福祉コースでのデュアルシステム導入は小瀬高校が県内で唯一であり,先進的な取り組みとして注目されています。今年は2年目を迎え,実習時期を早めたり,実習時間を柔軟に確保したりと,昨年度の反省を踏まえた新たな取り組みも盛り込まれています。
 
 本校が所在する地域は高齢化が進み,多くの介護施設が存在していますが,そこで働く若者は慢性的に不足しているのが現状です。このデュアルシステムを通して高度な技術と社会性だけでなく温かい心を身に付けた生徒が,即戦力として働き,この地域を支える人材となることを願っています。