木村泰子先生座談会








1212日(水),本校において,木村泰子先生をお招きし,緒川・美和・御前山地域にある学校としての小瀬高校の理想の姿を考え,生徒についてのあるべき姿を考えるために座談会を実施しました。


 木村先生は,大阪府住吉区に2006年開校された大空小学校の校長先生を9年間務めました。「みんなの学校」と呼ばれている公立小学校で,「すべての子どもが安心して学んでいる奇跡の学校」として注目を集めました。2013年にはドキュメンタリー番組として放送され,文化庁芸術祭大賞をはじめとした多くの賞を受賞し,2015年に劇場版『みんなの学校』として全国の映画館で公開されました。


 生徒たちは,事前に映画「みんなの学校」を見て学習シートを作成しました。当日は,まずはじめに先生からお話をいただいた後,班別に分かれてグループワークを行いました。「映画を見て印象に残ったことは何か」「小瀬高のどんなところがいいところなのか」「小瀬高をよりよくするにはどうしたらよいか」などを話し合い,発表し合う形で座談会を行いました。


 生徒からは「地域とのふれあいや関わりが大切だと思った。」「生徒と先生の距離感が近いことがとてもいいことだと思う。」「行事を行うには,目的や意義を理解することが大切だと思った。」などの意見が出ました。木村先生からは生徒たちに対して「正解のない問を問い続けること。」「自分から自分らしく自分の言葉で語ること。」「失敗してもやり直すことが出来る環境が大切である。」などのアドバイスに熱心に耳を傾けていました。


 生徒たちは,今回の取り組みを通して,地域の方々との交流の大切さを再確認すると共に,社会に出て生きていくためのよい学びの経験をしました。小瀬高は,将来にわたって主体的に生きていくための学力(小瀬型学力)の育成につとめています。