高望祭
















1030日(土)に本校の文化祭である「高望祭」を行いました。隔年実施の行事ですが、該当年度の昨年はコロナ禍のため実施ができず今年度に持ち越しとなりました。今年度もいくつかの制限を余儀なくされましたが、例年2日間実施していたものを1日に凝縮し、飲食の提供ができない代わりにそれぞれのクラスや有志のメンバーがステージでの発表を行いました。

 前日の29日(金)は、文化祭の前夜祭的な位置づけで、午後から「ハロウィン仮装」を行いました。高望祭ではクラス毎に仮装をして地域を練り歩くのが恒例でしたが、コロナの状況を考えて校内に限定してできることを検討しました。時期的にもハロウィンであったことから、個人やグループでテーマを決めて仮装をし、指定されたそれぞれの教室を訪問して生徒たちはたくさんのお菓子をもらいました。
 高望祭実行委員会で3箇所の教室にインスタ映えする撮影スポットを作成して企画を盛り上げました。大きな三日月やハロウィンをイメージした館など、一時は生徒たちが列を作って並ぶほどの盛況ぶりでした。

 30日(土)は、体育館での開会式の後、各クラスからの発表を行いました。ダンスや仮装コンテスト、予め収録した映像を交えての演劇など、クラスごとに工夫を凝らした発表を楽しむことができました。部活動や有志のグループからも、歌やダンス、弾き語りや動画など、多彩な発表があって大いに盛り上がりました。

午後は、映画「ライトアップニッポン-日本を照らした、奇跡の花火」を鑑賞しました。東日本大震災数ヶ月後に1人のアイディアから始まった計画が、反発を受けながらも少しずつ実現に向かっていく過程を描いた映画です。生徒たちからは、「あのような状況の中でも前向きに何かに挑戦する姿がすごいと思った」「コロナ禍で何ができるのかを自分で考える機会になった」などの感想がありました。

 今年度の高望祭は、コロナ禍のため先を見通して計画を立てることが難しく、9月のオンライン期間が明けてから具体的な話し合いをスタートさせました。準備期間は実質一ヶ月もなく、短い期間に不安の声もありましたが、高望祭実行委員会を中心とした3年生の生徒が学校全体を見事に牽引してくれました。
 生徒たちからは「仲間と協力し行動することの大切さを学んだ」「それぞれの役割をしっかり果たせたことで成功ができた」「後悔しないように挑戦できた」「自分の行動力が試された」などの感想がありました。