【未来創世学】フィールドワーク




今年度から、2学年の生徒を対象にした未来創生学がスタートしました。この科目は、生徒が身近な課題に興味・関心を持ち、解決策を模索しながら探究活動を進める過程を通して、人生に必要な力を培うことを目的にしています。

 6月3日と24日の2日間に渡って行ったフィールドワークでは、3カ所の事業所に伺いました。
 訪問したのは、古家具をリニューアル販売している「FUNNEL」の五位渕耕一さん、平飼いニワトリの卵とこだわりのプリンを販売している「環の花」の宮永憲治さん、染織教室や子どもアトリエを開催している「junkobo」の葛西絢子さんです。

生徒たちからは、それぞれの仕事の内容に関することだけでなく、「なぜこの地元でお店を営もうとしたのか」「どうしてこの職業に決めたのか」などキャリアについての質問も出て、様々な角度から生きることや働くことを考える機会になりました。

お話を聞かせてくださった講師のみなさんからは、「消費し続けるのではなく循環する暮らしを考えてこの仕事に至った」「できない理由を探すのではなく、どうやったら楽しくできるかを考える。それは仕事でも勉強でも同じこと」「何を仕事にするかよりも、自分がどんな気持ちでその仕事に取り組むか、全て自分次第」「とにかくやってみること。そうすれば自分が本当に何をしたいかが見えてくる」など、たくさんのメッセージをいただきました。

 未来創生学では、地域の人材や産業に触れながら生徒自らが探究したい課題を設定し、自分の興味関心を深めたり、地域の課題解決に係る取り組みを進めていきます。