小瀬キッズ








【小瀬キッズ】は、地域の小学生を本校に迎え、高校生と様々な体験学習を行いながら共に学び合おうと例年企画しているものです。本校生徒のキャリア教育や情操教育の一環でもあり、保育や教育を志す高校生には体験的な学びの機会となっています。例年30名近い申込みをいただいていましたが、今年度は密を避けて半数の15名で実施しました。 

〈液体窒素の実験〉

最初の実験では液体窒素を使いました。風船やスーパーボール、花や果物を液体窒素の中にいれるとどのように変化するのか、小学生たちに予想をしてもらいながら実際の様子を観察します。食い入るように見つめる子どもたちの真剣なまなざしや、驚いて声を上げたり笑ったりする反応に、教室内は大いに盛り上がりました。
〈葉脈を使ったしおり作り〉

液体窒素の後は、葉の葉脈を取り出す実験です。アルカリ処理を施した葉を歯ブラシで丁寧に叩き、葉脈を取り出せたら今度はそれに色素を入れて色をつけ、自分だけのオリジナルしおりが完成です。色も形も様々で、個性豊かな作品ができあがりました。
〈スライム作り〉

最後はみんなが大好きなスライム作り。好みの色を選んでぐるぐる混ぜて、手で触ったその感触にみんな満足げな表情。とってもいい笑顔を見せてくれました。
〈立体万華鏡作り〉

スライムと平行して、希望した4年生以上の子どもたちが万華鏡作りに挑戦。講師は本校の内桶校長。事前の材料の準備から当日の説明までを担当してくださいました。小学生にとって少し難しい立方体の組み立ても、高校生のみんながしっかりサポートしてくれました。完成した立方体万華鏡の中を覗いたのが左下の写真です。不思議な無限の世界を楽しむことができる万華鏡が完成しました。

以上の通り、高校ならではの実験の数々を楽しんでもらえたようでした。お手伝いの高校生のみなさんもいつにも増して表情が柔らかく、とても楽しく穏やかな時間になりました。